こういうのは本来ぼやきに書くべきだと思うのですが、この間ライダーの記事を出したばかりなのでたまにはここで語ってみます。最後の平成ライダーとなる「仮面ライダージオウ」のビジュアルが発表されました。今回のモチーフは時計ということですが、一番気になったのはやはり目の部分が「ライダー」というカタカナのデザインになっているところ。歴代の平成ライダーの力を借りて戦うということで、これは、10年前の「仮面ライダーディケイド」の設定とよく似ています。
平成の最後をしめくくるのにふさわしいライダーという感じなんですが、気づけばライダーシリーズも戦隊の次に長いシリーズになってしまいましたね。平成ライダーの中には、「これライダーじゃねーだろ(笑)」と思わずツッコミを入れてしまうライダーもいました。最初は響鬼。顔がのっぺらぼうだったり、音を武器にして戦ったり、色々と設定が斬新でしたがライダーには見えなかった。
最近だとやはりエグゼイド。SDガンダムみたいな目をして髪もあって全くもってライダーには程遠いデザインが衝撃的でしたけど、今考えると一番新しいことをしていたライダーだと思います。さらに衝撃を受けたのはクロノスの変身前を演じていたのがアクセスのボーカルの貴水さんだったこと。ジュエリー・エンジェルとかドラスティック・マーメイドとか学生の頃アクセスの曲をよく聴いていただけに、ライダーでハイテンションな悪役を演じている姿は凄まじいインパクトがありました。
その相方の浅倉さんは、師匠の小室さんとユニットを組んで今放送中のビルドの主題歌を担当しているし、時代はどんどん変わっているわけです。個人的に思っていることは、東映はそろそろ戦隊でもライダーでもない21世紀のヒーローを模索すべきだと思うんですよね。いつまでも既存のヒーローの型に頼るんじゃなくて、オリジナルを生み出すべきだと何年か前にも言ったんですが、しかし、新元号に変わってもずっと変わらなそうな気がします。
色々事情はあると思うんですが、やはり本当に「革新」という言葉に当てはまる新時代のヒーローが誕生して欲しいと、心の底から思う今日この頃の話でした。