最近リアル「プリズン・ブレイク」が横行しているようですね。この間愛媛県の刑務所から脱走した男は、20日以上広島に潜伏した後、広島市内のインターネットカフェにいたところを店員に気づかれてようやく御用となったわけですが、今大阪で逃走中の強姦魔は、留置場を抜け出してから一週間経過し、未だ何の手がかりも掴めていないという。
しかもこの男、逃走中にひったくり事件も起こしているらしく、盗んだバイクで女性のかばんをひったくったりやりたい放題やっているそうだが、肝心の警察は案の定の体たらく。この調子だと広島の時よりも長引きそうな雰囲気が漂っている。
私が子供の頃の警察は当時テレビで西部警察などの刑事ドラマがやっていた影響もあってか、とても頼もしく見えたし、住民を守ってくれているというイメージが強くあったが、よくよく考えてみるとあの時代からリアルの警察は色々とミスミスをやらかしていたのを思い出した。その一つがグリコ・森永事件。「かい人21面相」なるきつね目の犯人が再三いろんな事件を起こしたにも関わらず、結局大阪府警はあの犯人を捕まえることができなかった。
今のだらしない府警の姿を見ていると、空回りで終わったあのグリコ・森永事件の二の舞を演じているように見え、もしかしたらこの脱走犯も永久に捕まえられないのではないかとさえ思ってしまう。昔は「警察の威信をかけて」なんて言葉をよく聞いたけど、今の警察にそんな言葉が存在するのだろうか。近頃なんか必死さが感じられない我が日本警察。やはりテレビで西部警察のようなドラマをやらないと張り合いが出ないのではないでしょうかね(苦笑)。