前に日記を書いてから20日ほど経ったが、都知事の件がまだ何一つ動いていないという(苦笑)。都議会がようやく重い腰を上げるらしいが、いったいいつまで時間かける気なんでしょうね。同じ穴の狢なのでしょうか。その前の都知事もどこかから資金提供を受けたとかの理由であっさりと辞職していたが、今の都知事は、あれだけベビキュラーのようにチューチューとせせこましく公金を吸い尽くしたにも関わらず、夏に行われるリオオリンピックで旗を振るつもりでいるらしい(苦笑)。会見では自分の言葉で説明をせず、ひたすら精査と第三者の繰り返し。しかもこれで説明した気になって逃げ切れると思っているらしいから凄いと言うかしぶといと言うかなんとやら・・・。

朝まで生テレビで初めて見た時は、さすが国際政治学者という肩書きだけに、物凄く頭の切れる人というイメージがあったし、こんなせこいことをする人には見えなかった。やはり、立場が人を変えてしまうのでしょうかね。それにしても、この人を応援した自公の人達は、今度の参院選挙で勝つ気あるのでしょうか。野党が酷いからって何もしなくとも勝てると高を括ってるんでしょうかね。だとしたらどうしようもない。

北海道の子供の置き去り件もそうだが、最近の日本は、本当に酷い話が多過ぎますね。先月起きた元アイドルの子の殺傷事件もその一つ。一方的に恋愛感情を募らせた変態男が、彼女でもなく友人でもない女性をナイフで20箇所以上も刺すと言うまれに見る凶行を起こした。一番腹が立ったのは、やはり警察の対応。これまでにも似たケースのストーカー事件は度々あったし、その度警察は、何も対応せず、世間に非難され続けてきた。今回の被害者も事前に警察に相談していたらしいが、にも関わらず、結局警察はまたしても被害者を見殺しにしたと言っても過言ではない。被害者は、一命を取りとめたらしいが、相当な深傷を負っていることは容易に想像が尽くし、夢見ていたミュージシャン活動も以前のようにはできなくなるかもしれない。20歳という年齢で、これから人生で一番良い時期を迎えようとしていた矢先にこのような目に遭って本当に気の毒に思う。

何でこんなことが繰り返されるのかと言えば、結局、警察が本気で被害者を守る気がなかったからであろう。いくらでもやれることはあったにも関わらずベストを尽くさなかった。後になってからあの時こうすれば良かったと反省してももう遅い。このような犯罪者予備軍はいくらでもいるのだから、法律に問題があるならさっさと変えればいいし、もっと本格的なストーカー専門のセクションを作ればいいのに、桶川のあの事件から十数年経ったにも関わらず、またしても最悪の結果を残した。具体的なことを何一つせず、ただただ事件の風化を待っているだけなのか。何人血を流せば変わるのか。政治家も警察もいったいどこを向いて仕事しているんだろう。