デモをくらってから下降線を辿っているフジテレビの人気番組の打ち切りが相次いでいるそうです。とんねるずの「みなさんのおかげです」と、99の「メチャイケ」がついに終了するとのこと。みなおかは、今から30年前、フジがノリにノっていた頃にスタートしたバラエティ番組。当初はもじもじくんや仮面ノリダーなどコントを中心としていたが、最近は大物芸能人をゲストに呼んで、苦手な料理を当てるコーナーが定番になっていたようです。
番組開始当初のみなおかの人気キャラだった保毛尾田保毛男が最近復活したそうですが、視聴者からクレームが殺到する事態になり社長が謝罪したとか。あれのどこに問題があるのかピンとこないんですが、やはり日本もそういう人達が増えているってことなんでしょうかね。テレビにもおかまキャラがたくさん出ているようだし。
今更保毛尾田を見たいとは思わないけど、こんな風に何でもかんでもクレームで潰されていく風潮ってのはなんか違和感がありますね。組織的、意図的な傾向があるのかもしれないが、別にフジに同情するつもりはないけど、窮屈な社会になったというか、視聴者もなんというか心が狭くなっているんだなと。誰がテレビをつまらなくしているのか、そろそろ視聴者自身も気づかないといけないですね。
フジのもう一つの人気番組である「サザエさん」にCMを提供していた東芝が番組のスポンサーをやめると発表したそうです。例の粉飾決算の件が影響して、いよいよスポンサー料を支払う余裕もなくなってきたということなのでしょうか。80年代は常に20%以上の高視率をマ一クしていたサザエさんですが、最近は一ケタになることが多くなっているんだとか。
再来年で番組開始から50年。波平さんの声は永井一郎さんが亡くなって交代してしまったけど、サザエさんの声をまだ加藤みどりさんがやっていることが驚きというか、もはやギネス級の記録ですよね。ちなみに、番組開始当初、大山のぶ代さんがカツオの声を担当していたことをつい最近知りました。太陽にほえろの脚本を書いたり、ドラえもんの声をやったり、多彩に活躍されていたんですね。
テレビが総体的につまらなくなっているのは、随分前から言われていることだけど、それでもうちのおかんは今までずっと地上波を見続けてきたわけですが、そんな地上波第一主義であったうちのおかんでさえも、最近アマゾンのファイアスティックなるものをテレビに取りつけて元smapの72時間テレビを夢中で見ていた。地上波はいよいよ深刻な状況にきているなあと、肌身で感じる出来事でしたねえ・・・。