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ちょちょい日記

頭の中のほんのちょっぴり浮かんだ疑問を書き綴っております。

ドラえもんもうんざりの表現狩り

スカパーのテレ朝チャンネル1では、80年代に放送されていた藤子不二雄アニメが数多く放送されているのですが、なぜだか旧ドラえもんだけはずっと放送されていなかった。しかし、昨年末、ついに旧ドラえもんの放送が実現された。旧ドラえもんと言えば、1979年の春からスタートし、月曜日から金曜日の夕方に毎日放送されていたそうです。日曜の朝に3本立てで放送されていた30分版のほうはよく見ていたが、夕方の放送は見た記憶がない。もしかしたら、夕方の放送は、関西では放送されていなかったのかもしれない。ハットリくんやパーマンも最初は、平日の夕方に放送されていたらしいが見た記憶がない・・・。




それはさておき、旧ドラえもん、ひさしぶりに見たらすごく面白かった。初期は、作画に安定感がなくて、たまにひげのないドラえもんや足の長いドラえもんが出てきたり、しずかちゃんが寄り目だったり、今よりもかなり崩れていて荒々しい絵柄なのだが、それが独特の味わいを出していて良い。動きや表情の見せ方もユニークで、今見ると逆に新鮮だった。いじめられて家に戻ってきたのび太を見た時のドラえもんのキレ具合が半端ない。「言われなくてもわかってるスネ夫に馬鹿にされたんだろう!あんちきしょおおお」「今日という今日はめっためたにしてやるぞおお!!!」とか、暴言の凄いこと凄いこと(笑)。でも考えてみると、原作のドラえもんのほうがもっと荒れ狂った感じのキャラクターだったような。今のドラえもんは見たことがないのでよくわからないけど、きっとこういう表現は抑えられてしまっているのでしょうね。1話正味5、6分程度しかないのでテンポが良いし、何より初期は話がとても面白い。ブラックなユーモアもてんこもりで毒があってとても痛快だ。一番印象に残ったのは殺し屋ならぬ「ころばし屋」の話。「さすがプロ。血も涙もない転ばせぶりだ」と言うのび太のセリフに思わず爆笑した。



このGWにも再び放送35周年を記念して、ドラえもん名作コレクションが放送された。名作コレクションと言っても、初回の「ゆめの町ノビタランド」から66話「XYZ線カメラ」までのエピソードを8時間かけて一挙放送したものだった。どうやら今回は、30分版の素材のようでOP映像やエンディングにはドラえもんの絵描き歌の映像もあった。しかし、気になったのは、10話から12話に当たるエピソードがなぜだかカットされていたこと。11話の「のろいのカメラ」と12話の「オオカミ一家」は昨年末に放送されていたので、おそらく問題になったのは、10話の「ラッキーガン」に違いない。



ラッキーガンとは、不運続きののび太を励ますため、ドラえもんが出した道具で、所謂、幸運を呼ぶ銃のこと。ラッキーガンには、幸運をもたらす3つの赤玉と、不幸を呼ぶ1つの黒玉、合計4発の玉が入っている。銃を撃つ時にこめかみに銃口を当てるのだが、もしかしたら、その仕草が問題?になったとか・・・??。当時公開されて間もないロバート・デ・ニーロ主演の映画「ディアハンター」の中でもロシアンルーレットをやっていたし、刑事ドラマでも取調べで犯人を自白させるために刑事が犯人に銃を向けてロシアンルーレットをすることがあったが、まああの時代は、誰もいちいち気にしなかったですよね。


仮にもしこれが今問題になってしまうのなら、ホントまたくだらない規制をしたもんだと呆れてしまう。最近は、なんだか子供以上に大人のほうが過敏になってしまって、馬鹿みたいな表現狩りが横行している。現状のテレビは、かなり自由を奪われてつまらなくなっているようだが、テレビ局側の過剰な自主規制か、モンスタークレイマーの仕業か、あるいは外圧のせいか、理由は定かではない。せめて見る側は、もっと冷静になるべきではないでしょうか。いたずらに粗探しして、不必要に作品を封じることに何の意味があるのだろう。ほんと嫌な世の中になったものです。

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