月日が経つにつれ馴染みのある建物がどんどん減り続けていますが、これもその一つ。
高校時代の遊び場だったセルシー。1970年に開催された大阪万博の2年後に開業。三階にボウリング場、四階にビリヤード場などがあって学校帰りによく友達とやりにいったものです。一、二階にはダイエーがあり、最近はツタヤもできていたそうです。
開業から47年。耐震性の問題や去年の大阪北部地震の影響もあったそうですが、建物の老朽化が進んだため閉館が決まったそうです。この棚田のような独特のデザインは他では見たことがないし、こんな個性的な建物が消えてしまうのは本当にもったいない気がします。エキスポタワーが消え、エキスポランドが消え、とうとうセルシーまで。万博の名残りの建物がまた一つなくなり寂しくなります。
アイドルの聖地と言われたセルシー広場。新人アイドルの登竜門とも言うべき会場で、いろんなアイドルやグループがここでイベントを開いてファンを賑わせました。私も何度か足を運んだことがありますが、ここもなくなってしまうんですね。最後の記念にと写真を撮りに行ったら、すでに囲いがされていて入れなくなっていました。ボウリング場やビリヤード場などの遊戯施設はすでに撤去され、二階から上は立ち入り禁止になっていました。まさに解体間近といった雰囲気を漂わせていましたね。
三階にあったプール。一度ぐらいは入ってみたかったのですが、結局入れなかった。次はどんな建物が建つのでしょうか。ありきたりのものではなく、個性を追求して欲しいですね。