10月に入り一気に選挙モードに入った我が国。北の脅威が差し迫る中、のんきというか何というか、国難には違いないんだろうけど、それは北だけの問題じゃないような気がして何ともやるせない気分になります。
希望の党の誕生をきっかけにやっとのこと解党が決定的になった民進党。これで何の理念も信念もない、席取りに必死な烏合の衆がいよいよ路頭に迷うことになった。これはまあ非常に結構なことであり、個々の政治家達の思想がより明確になるので、国民にとっては非常にわかりやすい選挙になる・・・と喜んではいられない。
今一番国民の期待が高い希望の党。しかし、一皮むけば、その実体は、元民進党の議員が大半を占めている。仮に希望が選挙で大勝しても、この元民進達が反旗を翻し希望の党を絶望の党に変えてしまうかもしれない。むしろそれが奴らの狙いのような気がして悪い予感しかない。都政でまだ何の成果も出していないのに国政に未練たらたらの緑のたぬきさん。でも国民は、そんなたぬきさんを許すはずもなく、今のところ国政への出戻りはない模様。
この第2民進党に本気で政権を任せようと思っている国民がいるのだろうか。いるんだから仕方がない。個々の能力よりも既存のものへの反発、単に新鮮なものを追い求めるのが日本人の気質。たぬきさんのビジュアルにだまされて1票を投じてしまうミ一ハーな人達もたくさんいるでしょう。ただ、何の実績もない政党に本当にミサイル対応を任せることができるのか。今回の選挙の争点はこれしかない。
平時であれば、今までのように単なる人気投票でも良かったのであろうが、今回は選択を誤ればとりかえしのつかないことになる。りっけん何とかとか他にもいろんな新党が出てきそうだが、結局は、プライオリティの問題になってくるんだろうなあ。命を優先するか、金を優先するか、自分か国か。いやいや大変な時代になってきました。