ここ最近、日本でもハロウィンの文化が根付いたのか、毎年渋谷当たりは盛り上がっているようですね。私の子供の頃はそんなものはなかったので、渋谷の町を様々なコスプレをした若者たちが闊歩している姿を見るとものすごく滑稽に映るのですが、やっぱりハロウィンはアメリカのお祭りというイメージが未だに根強いです。

そもそもハロウィンとは、秋の収穫を祝って悪霊を追い出すお祭りのことであり、アメリカでは、カボチャをくり抜き、目鼻口をつけた提灯を飾ったり、怪物に仮装した子供達が近所を回りお菓子をもらったりする。海外ドラマにも古くは奥さまは魔女から、ナイトライダーやハワイファイブオーなどがハロウィンを題材にしたエピソードを描いていた。

そういうものを見てきたので、何か突然変異のように急に浸透した日本のハロウィン文化には違和感を持ってしまいます。クリスマスも然り、何でも外国の文化を取り入れたがるのが日本なのですが、日本のは単なるコスプレ大会というか、若者たちの鬱憤晴らしの場と化してますよね。暴れる成人式と同じで、この日は何をやっても許されると思って、今年も暴徒と化した若者たちが軽トラをひっくり返したり、本来の趣旨とかけ離れたお祭りになってしまっているように見えます。

年に一度のお祭りだから暴れたい気持ちはわからなくもないのですが、でもこういうのってエスカレートしていくものですからね。今年は軽トラがひっくり返る程度でしたが、来年はもっとひどい騒動が起こるかもしれないし、オリンピックも近づいているので、二重の意味で警戒が必要になってくると思います。暴れて逮捕されるのは勝手だけど、川にカーネルサンダースの人形を投げ入れるようなことはやめてほしいですね。そう言えば、この間久しぶりに見たジュリーが、カーネルサンダースにそっくりの姿になっていてびっくり仰天・・・。