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ちょちょい日記

頭の中のほんのちょっぴり浮かんだ疑問を書き綴っております。

未来をさえぎる黒い影

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未来をさえぎる黒い影

我が町は昔からわりと治安の良い地域で、大きな事件・事故があまりなかったのですが、今年に入ってから新聞に出るような騒々しいことがよく起きる。今年の初め、保育施設から逃げ出して行方不明になっていた子供の死体が近くの池で発見されたり、2ヵ月前には、最寄の駅付近のマンションで子供連れの女性が無惨に刺殺される事件が起こった。それらの事件があった日、バタバタとローター音を大きく唸らせながらうちの上空を通り過ぎていくヘリを見た。オスプレイか?警察のヘリか?エアーウルフだったら嬉しいがかなり違う。よく見たら、マスコミのヘリが嵐のように上空を飛び回っていたのだ。各社がそれぞれヘリを出しているものだから、何度も何時間もバタバタとローター音が鳴り響いた。それ以来、ヘリがうちの上空を通るたびに、また近くで大きな事件が起きたんじゃないかと疑うようになった。




この頃、子供が凄惨な事件に巻き込まれる事件も多いが、未来ある子供の命が奪われると、大人以上に悲しい気持ちになる。最近起きた寝屋川の事件もそうだ。先週、ようやく犯人が逮捕されたが、駐車場で死体を遺棄された女子中学生と、行方不明になっていた男子中学生も遺体で見つかり最悪の結果になった。動機はまだわかっていないが、この犯人はかなりの異質犯だし、絶対許してはならない。ただ、殺された二人の子供の行動にもちょっと疑問が残った。家庭環境が複雑だったのか、この二人はよく深夜に出歩いていたようだが、中一の男女が深夜の一時から朝にかけてぶらぶらと商店街を歩き回っているのはやはり、異様な光景で解せなかった。自家用のテントを持ち出して公園で野宿をしていたという話もあるが、いったいなぜ二人がそんなことをするようになったのかがとても気になった。



子供達は、未熟で現実的な想像力が欠如しているから、親や周りの大人達がその危険性を教えたり、しっかりサポートしてやらなければいけない。でも、どうも最近起こる事件を見ると、大人のほうもその想像力が欠如しているのではないかと首を傾げてしまうことが多い。今は、子供達も普通に携帯電話を持っているし、すぐに連絡がつくからと親のほうにも油断があったのかもしれない。しかし、周りの大人が介入しようにも、最近は、親のほうが過剰反応する傾向にあり、こちらが少しでも声をかけようものなら、威嚇しているような変な目で見られる場合もある。そんな時代だから守れる命も中々守れない。



こういう事件が起こる度、この国は、子供をしっかり守る事すら出来なくなってきているのかなあと憂う気持ちがますます強くなる。子供を大事にしない国は滅びる。昔と比べると殺人事件は減っているようだが、でも現代は、得体の知れない猟奇的な人間が野放しにされているから、いつ何時、こういうことに巻き込まれるかわからないし、明日は我が身だ。

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